マクラーレンの前チーム代表で、現マクラーレン・グループ会長のロン・デニスは、メルセデスAMGへの移籍を支持してくれた。こう語るのは、来シーズンからメルセデスAMGで走ることが決まっているルイス・ハミルトン(マクラーレン)だ。
「マクラーレンの秘蔵っ子」と称されるほどにマクラーレンと密接な関係を築いてきたハミルトン。そのハミルトンがチームを離脱することに対しデニスが激怒したことから、2人は長期間口をきいてさえいないと報じられてきた。
しかしアブダビGP(11月4日決勝)に先駆け、2人が夕食を共にしている姿が目撃されるなど、両者の関係はそれほど悪化してはいないようだ。
『Mirror(ミラー)』紙に対し、ハミルトンはこう語っている。
「電話で話す機会は既にあった」
そして最近の不仲説に関して質問されると、「僕たちの間の? 以前から問題なんてないよ」とし、次のように続けた。
「何も問題はないと彼(デニス)は言っていた。お互いにとって移籍は良いことであり、これからも良好な関係を続けていけることは確かだとも言っていたよ」
なおマクラーレンを離れることに関しては何ら罪悪感を抱いてはいないこと、これまでチームが施してくれた長期的サポートの「対価」を十分に支払ったとハミルトンは主張し、こう述べた。
「本当にそう思っているよ」
「いくらくらいになるのかな?」
「でもいいかい。僕はそんなことなんてしたくない。だってそんなのってくだらないじゃないか。全然重要ではないね」
「僕らは一緒に、F1のタイトルを獲得し、素晴らしい旅を続けてきた。僕は変化を欲していて、それは実現間近なんだ。本当に満足している。これで話は終わりだよ」