シンガポール市場へのF1株式上場が延期された。
『Telegraph(テレグラフ)』の中でF1ジャーナリストのクリスチャン・シルトは、F1の大株主であるCVCキャピタル・パートナーズがF1株式上場を少なくとも2014年まで延期したことを決定したと伝えた。
その理由としてシルトは、景気悪化による市場の混乱に加え、F1の最高責任者バーニー・エクレストンとゲルハルト・グリブコウスキーとの間に持ち上がった贈収賄事件を挙げている。
また、記事にはCVC関係者の「市場において何が起きるかを予想することは非常に困難ではあるが、恐らく12~18か月後というのが現実的な時期だろう」との発言が掲載されている。
そして記事は、上場が現実のものとなるときまでにはエクレストンの問題が「解決していることを願う」と語るCVC関係者のコメントで締めくくられている。