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F1第15戦日本GPフリー走行3回目、詳細レポート

2012年10月06日(土)12:40 pm

2012年F1第15戦日本GPが10月6日(土)、鈴鹿サーキット(1周/5.807km)で2日目を迎え、11時から60分間にわたって行われたフリー走行3回目で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分32秒136のトップタイムをマーク、午後の予選に臨むことになった。

【写真ギャラリー】日本GP土曜、ドライバーのサーキット入りの様子

セッション開始時の天候は晴れ。気温24℃。路面温度は35℃。2日目ということで、スタンドにはさらに多くの観客が見られる。

フリー走行3回目では、初日後に施したセットアップ変更の確認と予選に向けたセッティングが主なメニューになると思われる。路面状況もよくなっているはずだ。

昨日、フリー走行2回目のスプーン・コーナー進入で激しいクラッシュを演じたポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)とミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)にとっては、失った時間を取り戻す60分となるだろう。

シグナル・グリーンとともにインストレーション・ラップ(確認走行)に出ていく各車。上位チームは、やや遅れてピットアウト。

プログラムが遅れ気味のメルセデス。シューマッハはハード・タイヤでロング・ディスタンス(長距離走)を行い、1分34秒234、1分34秒008とペースを上げていく。

開始15分ごろになると、マシンの確認を終えた各ドライバーがハード・タイヤで再びコースへ。デグナーの出口ではラインをはみ出す様子も見受けられる。小林可夢偉(ザウバー)が、そのひとり。セルジオ・ペレス(ザウバー)もリア部分が不安定なマシンの挙動に苦しんでいるようだ。

開始20分、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)が1分33秒999でトップに浮上。これをジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分33秒621、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分33秒569で相次ぎ塗り替える。

開始28分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が1分33秒215の最速タイムを刻む。

60分のセッションは半分を過ぎて、最上位はベッテル。ハミルトン、バトン、ウェバーがこれに続く。レッドブルがマクラーレンをハサミ打ちの様相だ。5番手にはシューマッハ。6番手マルドナード。7番手と8番手はフェリペ・マッサ、フェルナンド・アロンソのフェラーリ・コンビ。9番手ペレス。10番手にブルーノ・セナ(ウィリアムズ)。可夢偉は1分34秒594で14番手につけている。

昨日KERS(運動エネルギー回生システム)のトラブルでフリー走行2回目を満足に走れなかったキミ・ライコネン(ロータス)は、今日も今のところ数周を走っただけ。今度はサスペンションが不調のようだ。

セッション残り20分、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がデグナーを出て立体交差手前のアウト側にあるタイヤウォールに激突。左側のサスペンションが折れ曲がり、走行不能となった。

残り15分、シューマッハがソフトタイヤで1分32秒918を出してトップへ。ほかのマシンも徐々にソフトに履き替え、予選を見据えた走りに入っていく。

残り6分、バトンが新品のソフトで予選シミュレーションに突入。ヘアピンの前後で数台に遭遇するが、ほぼ問題なし。ところが、130Rでシューマッハに引っかかってしまった。手を上げて怒るバトン。

その間にウェバーが1分32秒371でトップタイム。これにベッテルが1分32秒499で続いてレッドブルの1-2態勢。マッサが1分32秒824で3番手へ。シューマッハ、1分32秒918で4番手。注目のハミルトンはシケインでマルシャの一台にじゃまされ、やむを得ずアタックを中止した。

コントロールタワーではチェッカーが振られている。

最後の最後、ベッテルが1分32秒136でトップへ。2番手ウェバー。3番手マッサ。4番手シューマッハ。5番手には1分32秒920でペレス、6番手には1分32秒924で可夢偉が入った。ザウバー勢は、何とか予選仕様をまとめ上げたようだ。7番手には、1分33秒008でロメ・グロジャン(ロータス)。8番手はアタックのチャンスを失ったバトン。チームメートと同じ運命をたどったハミルトンは、さらに後方の13番手に沈んだ。

【結果】F1第15戦日本GPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など
最後の鈴鹿でシューマッハ4番手、可夢偉6番手=日本GPフリー走行3回目

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