次の300戦ドライバーとなり得るのは、マクラーレンのジェンソン・バトンだ。
先週末のベルギーGPでミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がF1参戦300回記念を迎えたが、次にこの栄光に輝くのはこれまでで222回出場のバトンである。
シューマッハ、ルーベンス・バリチェロに続き、史上3人目の300戦ドライバーとなることができそうかとの質問に対し、バトンは以下のように答えた。
「もちろんだよ。そうならないわけがない」
「(残り回数を消化するには)4年と半年だからね。十分可能だと思うよ」
なおシューマッハが400戦出場を果たすためには、40歳後半までそのパフォーマンスを維持しなくてはならず、前人未到のこの記録を達成することは少々厳しいかもしれない。
これについては、シューマッハ自身も「恐らく難しいだろうね」と認めている。
ちなみに元チームメートのフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、過去7度のF1チャンピオンに輝いたシューマッハが、2010年にF1復帰を果たしたことを間違いだったと考えているようだ。
ドイツの『motorsport-magazin.com.』に対して「(シューマッハは)ドライバーに考えられる最高のキャリアを築き上げた」と述べた上で、マッサは次のように続けた。
「でも僕としては、正しい時期に正しい年齢でもって引退すべきだったと思うよ」
一方フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は、シューマッハの不調原因がマシンにあると考えているようで、スペインのスポーツ紙『Diario AS(ディアリオAS)』に対し「去年レッドブルに所属していたら、彼はF1チャンピオンになっていただろうね」と語っている。