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トロ・ロッソの技術責任者はクビ？　チーム代表が火に油

果たしてトロ・ロッソの技術部門責任者ジョルジオ・アスカネリの進退は？　チーム代表フランツ・トストの発言が、うわさを加速させている。

かつて故アイルトン・セナのレースエンジニアを務め、2007年からファエンツァに本拠を置くトロ・ロッソ（当時はミナルディ）でテクニカル・ディレクターの職にあるイタリア人のアスカネリ。しかし、前戦ドイツGPに姿を見せなかった。

このことについてトストは20日（金）、次のように話している。「ジョルジオ・アスカネリは休暇中としか言えない。二者の間に守秘義務が存在するのでね。これ以上は勘弁してくれ」

8月に長い夏休みが予定されているのに、なぜ今、休暇をとるのか。テクニカル・ディレクターとして「軽率」ではないかと記者のひとりが食い下がったところ、トストの発言はそこでストップとなった。

さらにこの記者は「何かがにおう」と突っ込むが、トストは「言うべきことは言った」とこれを一蹴している。

イタリアの自動車専門誌『Autosprint（オートスプリント）』によると、アルカネリ離脱は、イギリスGPの際にトストを相手に言い争った事態を受け、急きょとられた措置だという。

両者には、レッドブルと姉妹関係にある同チームの運営方法と技術的な方向性を巡って「意見の相違」があると、この記事は付け加えている。