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FIA、F1チームと経費削減について話し合い

2012年06月17日(日)1:52 am

F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は、経費削減についてF1チームと話し合いを持っていると15日(金)に発表した。

膨大な経費を使っているフェラーリを含め、ほとんどのチームが、経費削減の取り締まりを公式にFIAが行うよう、FIA会長のジャン・トッドに対して書面で求めていた。

唯一の例外は、現チャンピオンチームのレッドブルと、その兄弟チームのトロ・ロッソである。しかし、新しい大胆な経費削減策を求める最近の流れは強まりつつある。議論のなかで、数年前に当時のFIA会長マックス・モズレーが提唱して物議を醸(かも)した単純な予算制限案が解決策となる可能性もある。

FIAは、15日(金)にパリで開かれた世界モータースポーツ評議会のあとに、「要望に応えて、FIAは経費の管理についてチームと活発な議論を行っている」と発表した。

さらに声明では、「シャシーに関する経費にさらなる制限を加えるために、技術条項の修正が必要となる場合は、ファックスによる投票を経た上で、6月30日までに(評議会に)提出される」

「これは、すべてのチームが公平かつ平等に選手権に参加できるようにするためである」と書かれている。

またFIAは、新しいコンコルド協定(※)についてF1の最高責任者バーニー・エクレストンと「建設的な」話し合いを持っていると明らかにし、「数週間のうちに」締結されるだろうとしている。

※コンコルド協定は、F1の利益分配など運営方法を規定した協定で、現協定は今年で期限が切れるため、各関係者が新協定の締結に向けて交渉を重ねている。この協定についてFIAと同意にいたらなかった場合、別のシリーズを立ち上げる構想があるという報道もある。

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