F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)は、レッドブルのフロアに関する問題について、何らかの行動をとることを約束した。
レッドブルの2012年型車RB8のフロアに作られた穴が、ルール違反であるとライバルチームは考えているようだ。モナコGPではレッドブルのマーク・ウェバーが優勝したが、フェラーリとマクラーレンはこれに対し、レース直後に正式に抗議を提出するのではないかと報道されていた。
しかし結局、抗議は提出されなかった。決勝翌日の28日(月)に予定されていたチーム代表らによる会議まで待つよう説得されたようだ。そこでこの問題についても協議されたと見られる。
会議後明らかになったところによると、マシンのフロアにある「穴」に関してルール上どう判断するかを、次戦カナダGP(6月10日決勝)までに明確化して通知するとFIAが約束したようだ。
「私に言えるのは、この点に関して明確にする必要があるということだけだ」とフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリが述べたと伝えられている。
また、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』誌によると、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは次のように述べた。
「ライバルのマシンについて合法性を判断するのは私ではない。それはFIAがすることだ」
「しかし、次のレースまでにはそうなる(明確になる)と思う」