レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、自身がフェラーリへ移籍することはないだろうとイギリスの新聞に語った。
開幕戦オーストラリアGPを終了した時点で、レッドブルは今年もタイトルを争うができるクルマを造り上げたように見受けられる。それとは対照的に、F1で最も有名なチームであるフェラーリは、昨年からデザインを一新させた野心的なクルマを今シーズンに向け開発したが、ライバルチームに比べて競争力が劣り、表彰台を狙うことすらできずにいる。
4年連続でチャンピオン争いに加わることのできるクルマを設計したレッドブルの最高技術責任者エイドリアン・ニューイは、以前にフェラーリへの加入を考えていないと表明していた。そして今回、ホーナーも自身が将来フェラーリ入りするのではないかといううわさを一蹴した。
「フェラーリは偉大なチームだ。だが、私の将来はレッドブルと共にある。フェラーリは魅惑的なチームだが、同時に落とし穴でもある」と『Sun(サン)』紙にホーナーは述べている。
さらにホーナーは『Daily Mail(デイリー・メール)』で、次のようにレッドブルへの忠誠を強調した。
「ディートリッヒ・マテシッツ(レッドブル創設者)は、まだ31歳だった私にF1の世界へ飛び込むチャンスを与えてくれた。そして、F1で彼のチームを作り上げる重責を私に委ねてくれた」
「レッドブルというチームは私の一部であるように感じている。だから、フェラーリで仕事をしたいという意欲は無いよ」
「今の居場所に満足しているし、複数年の契約もあるからね」