3度のF1王者に輝いたスコットランドの名ドライバー、ジャッキー・ステュワートは、7度のF1王者であるミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)に来年以降も現役を続けるよう語りかけた。
「シューマッハは私からも含めて随分と批判を受けている」とドイツ紙『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』にスチュワートは話している。
現在72歳のステュアートは、かつて「皇帝」と呼ばれたシューマッハが2年前の復帰から以前のような速さを取り戻すのに時間がかかっているが、最後のカギは今シーズンのメルセデスAMGの強さにかかっていると語った。
「彼は確かに苦しいシーズンを過ごしたね。だが、まだほかの連中と戦えるだけの力があると分かっているのに、なぜ(今年で)辞めるんだ?」
「彼だって、メルセデスで苦労した分の成果を挙げたいはずだよ」
シューマッハとメルセデスAMGの契約は今シーズンまで。チーム側はシューマッハとの契約延長を希望しているが、いまだ本格的な交渉は行われていないとみられ、今季限りでシューマッハが再び引退するのではとの意見も多い。