先週末に鈴鹿サーキットで行われたF1日本GPでは、F1で最も小さなチームであるハースF1に、大金による買収オファーがあるという噂がパドックでささやかれた。
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、甥のミックがハースで苦境に立たされていた時期からハース批判をしており、同じドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグに対してハースと2025年の新契約を結ぶよう勧めることは「絶対にしない」と認めた。
「確かに素晴らしいチームだし、すべてが良くなっていくだろうが、体制は未来を見据えていないし、未来にも目を見据えていない」とシューマッハは『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に語った。
「投資は保留されているが、ジーン・ハースには別の考えがあるため行われていない。それは理解している」
「現在、オリバー・ベアマンのような新参者にとっては小規模でいいチームだ。彼らはその点で、やるべきことがある」
■RBと争うハースがアップデート投入予定
興味深いことに、RBとハースの両チームはここまでポイントを獲得しており、F1トップ5チームに次ぐ「ベスト・オブ・レスト(残りの中で最も良いチーム)」にいる。苦戦するウィリアムズ、ザウバー、アルピーヌとは対照的だ。
ハースのドライバー、ケビン・マグヌッセンは鈴鹿で次のように語った。
「僕らのクルマは近いうちにアップグレードされる予定だ。それが“アルファタウリ(RB)”やその他のチームとの戦いの助けになることを期待しているよ」。