7度F1王者となった実績を持つルイス・ハミルトンだが、現在メルセデスと結んでいる契約は今シーズンいっぱいで満了することになっている。
だが、今季もメルセデスがF1タイトルを狙えるような位置にないことは間違いないと考えられており、そうした状況を鑑みれば、現在38歳のハミルトンが新たな契約を結ぶことなく2023年を最後に引退する可能性もあるだろうとの噂もささやかれ続けている。
■やめたいと思う日もあるとハミルトン
こうした中、ハミルトンは、ビーチを走る姿を収めた新しい動画をインスタグラムにアップし、それに次のようなコメントを添えている。
「やめたいと思う日もあるよ」
「そう感じ始めたら、深く掘り下げて、僕には使命があることを思い出すんだ」
「そこに到達することが不可能だと感じる日もあるだろう。でも、そうではないんだ。僕たちにはそれができる。僕たちはやりとげるよ」
■オーストラリアでも状況は変わらないとラッセル
しかし、ハミルトンとメルセデスにとって、これからも厳しい日が続くのは間違いなさそうだ。
昨年からハミルトンのチームメートを務めているジョージ・ラッセルは、今週末にメルボルンで行われる2023年F1第3戦オーストラリアGP(4月2日決勝)も、これまでの2レースと大きな違いはないだろうと考えている。
「オーストラリアはサウジアラビアと同じようなことになるだろうね」
「あそこは同じような路面だし、アルバートパークみたいに長くて、高速コーナーがあるサーキットからね」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスばかりか、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソにもついて行くことができずにラッセルが4位、ハミルトンが5位で終えたジェッダでの第2戦サウジアラビアGPに言及しながらそう語ったラッセルは、次のように付け加えた。
「こうしたこと全てを考えれば、序列はジェッダと変わらないと僕は思うよ」