2022年のF1カレンダーに第17戦として組み込まれていたロシアGPがロシアとウクライナの紛争を受けてキャンセルされたが、F1ではすでにその代替開催レースの実現に向けた取り組みを開始していると伝えられている。
こうした中、新型コロナウイルスのパンデミックによりF1カレンダーに大幅な修正が必要となった2020年と2021年にレースが開催されていたポルトガルのアルガルヴェ・サーキットが9月25日に決勝が予定されていたロシアでのレースの有力代替候補に浮上してきているようだ。
ポルトガル南部のポルティマンにあるアルガルヴェ・サーキットの責任者であるパウロ・ピネイロはポルトガルの日刊紙『Correio da Manha(コレイオ・ダ・マニャ)』に次のように語った。
「代替レースの開催についてF1と協議をしているところだ」
「しかし、それはロジスティクスの問題を解決できるかどうかに大きく左右されるよ」
現時点では、ポルトガル以外にもカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットやトルコのイスタンブール・パークなども候補にあがっていると伝えられているが、ドイツのテレビ局『RTL』によれば、ドイツのホッケンハイムにはF1からの要請は届いていないという。