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「F1ロシアGPは正式にキャンセルされたわけではない」と地元プロモーター

2022年03月01日(火)18:34 pm

ソチで9月25日に決勝が開催される予定となっていた今季のF1ロシアGPはウクライナ情勢を鑑みてキャンセルとなっている。

だが、地元のレースプロモーターや、ソチ・オートドロームが位置するロシアのクラスノダール地方でスポーツ担当大臣を務めるセラフィム・ティムチェンコは、今年のF1ロシアGPは正式にキャセンルとなったわけではないと考えている。

実際のところ、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が出した公式声明には、「現在の状況においては」ロシアでのF1開催は「不可能」であると判断したとしか表現されていない。

これを受け、ソチのレースプロモーターであるロスゴンキの広報担当者は、まだチケットの払い戻しは行わないと発表し、次のように付け加えていた。

「公式声明によると、FIAは現在の状況により、ロシアでのレースの準備を中断することを決定したものだ」

そして、ティムチェンコ大臣も、このほどロシアの『Tass(タス通信)』も同様の主張を行っている。

「現在、省にはレース中止の正式な通知は来ていない」

「それゆえ、我々が頼りにできるのはメディアで報じられた公式声明だけだ」

そう語ったティムチェンコ大臣は次のように付け加えている。

「9月までに状況が変わり、いつも通りF1の世界に浸れるようになることを期待しよう」

だが、伝えられるところによれば、F1ではすでにロシアGPの代替レース開催地との交渉を開始しており、噂では2020年と2021年にグランプリを開催した実績を持つポルトガルのアルガルヴェ・サーキットが有力候補だと考えられているようだ。

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