4日(金)に2022年型F1マシンの画像を発表したハースだが、チーム代表のギュンター・シュタイナーによれば、それは最新バージョンのものではないという。
ライバルチームたちに先駆けて2022年型車を発表したハースだが、発表前から今回公開するのは2022年マシンの“カラーリング”だとしていた。
シュタイナーは、今回公開した画像と、実際に23日(水)からバルセロナで始まるプレシーズンテストに持ち込まれるハースF1マシンは異なるものになると次のように語った。
「我々が今回見せたのは開発段階初期のものだ。今ではもう少し進んでいるよ」
「だから、テストではいくつか新しいパーツを目にすることになるだろう」
「しかし、我々が発表したマシンは単に異なるカラーリングを見せるためだけのものではないよ。かなり多くの違いがあるんだ」
シュタイナーはさらに、2022年F1シーズン開幕に向けての2つの大きな話題についてもコメントしている。ひとつは、F1が新型コロナウイルスワクチン接種を義務づけることになった件、そしてもうひとつはF1レースディレクターのマイケル・マシの件だ。
「私には何の問題もないよ」
ワクチン接種義務化についてそう答えたシュタイナーは次のように続けた。
「私はワクチン接種には賛成だ」
「全員そうするべきだよ」
また、シュタイナーは、昨年のF1最終戦アブダビGP決勝終盤のマシによるレース采配について現在FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)が調査を行っていることに言及しながら、それを「完全に信頼している」と語り、次のように続けている。
「私は(FIAの)新会長にはあまり多くの提言を行っていない。しかし、アブダビでの一件については非公式に話し合いをしたよ」
「私は、FIAがマシの問題やアブダビで起きたことについてどうすれば改善できるかを理解するために熱心に取り組んでいることを知っているよ」