ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2022年のF1スプリント予選は昨年同様3回行われることになる可能性が高いと考えているようだ。
昨年3つのグランプリで試験的に実施されたスプリント予選だが、F1チームやファンの反応もよかったことから、F1では今年は6レースにスプリント予選を導入する計画を進めてきていた。
だが、伝えられるところによれば、ビッグF1チームであるメルセデス、レッドブル、フェラーリが、スプリント予選実施に伴ってコスト増加が見込まれることから、今年のバジェットキャップ(F1チーム予算上限値)を500万ドル(約5億7600万円)引き上げることを要求したことからこの計画が暗礁に乗り上げてしまったという。
実際のところ、2022年のスプリント予選回数増加に関しては、もうすでにタイムリミットを過ぎてしまっており不可能な状況となっており、今年は昨年と同じ3回の実施にとどまるか、もしくは全く実施されなくなる可能性もあると考えられている。
この問題について質問されたシュタイナーは、次のように答えた。
「どうなるか、私にはわからないよ」
「10日後にはF1委員会が開かれることになるので、そこでもっと詳しいことがわかるだろう」
シュタイナーは、現時点で最も可能性が高いのは、今年も2021年と同じ3回のスプリント予選を行うことだろうと考えている。3つのグランプリでスプリント予選を行うことについては昨年全チームが合意したという経緯があるため、その範囲であればビッグチームたちも異論を挟めないだろうというのがその理由のようだ。
「私はまた3回スプリントをやることになると思っている。だが、実際にどうなるかはわからないし、様子をみることにしよう」
そう述べたシュタイナーは次のように付け加えた。
「スプリントをやる週末が何回になるかという質問にはまだ答えることはできないよ」