F1初開催となった第9戦トスカーナGP(13日決勝レース、ムジェロ・サーキット)決勝レースは、最初の9周で2度の多重クラッシュが発生、2度の赤旗中断と大荒れの展開となった。
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そんな中、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は自身初、そしてタイ人としても初の表彰台を獲得した。アジア人としては小林可夢偉以来の表彰台となった。
「ここまで来るのは長い道のりだったけど、とてもうれしいよ。常に目指してきたことだったけど、いろいろなことがあってたどり着けなかったから、今日表彰台に立てて特別な思いだ。
このチームに来てからずっとサポートしてくれたことへの恩返しになったのもいいことだし、僕の力を示すことができたと思う。
タフなレースで、簡単ではなかった。このコースは厳しく、特にセクター2では高速コーナーが続くし、何度もリスタートがあり、多くのことに対応しなければならなかった。
グリッドからのスタートに苦戦していたから、アグレッシブにオーバーテイクしていかなければならないと思っていたけど、マシンは本当によかったし、ブレーキングもよかったから、それをアドバンテージとして活かした。
最後のリスタートではポジションを2つ落としたけど、表彰台に立てるチャンスを逃してなるものかと火がつき、3位を目指して激しくプッシュしたんだ。今日の結果はとてもうれしいよ。」
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