現時点における現役最年長F1ドライバーは40歳のキミ・ライコネン(アルファロメオ)だが、その次に来るのは今月7日に35回目の誕生日を迎えたルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
「僕はキミにこのまま続けるよう金を払い始める必要があるね。そうすれば僕が最年長にはならないからね。幸いなことに彼は続けるだろうと僕は思っているよ」
『GQ Hype』にそうジョークを飛ばしたハミルトンは次のように続けた。
「歳をとったなんて全然感じていないよ。相変わらず若いと感じているんだ。体調もこれまで以上にいいよ。経験によって、今ではすべてがうまく機能している」
「それに、身体的能力を保つのが難しくなったとも思っていないんだ。もちろん、どこかの時点でしぼんでしまうのは避けられないはずだけれどね」
そのハミルトンに関しては2021年にフェラーリへ移籍する可能性があるのではないかとうわさされていた。しかし、最新の報道によれば、メルセデスとの契約をさらに2022年まで2年延長する可能性が高いと考えられている。
「僕は今自分がやっていることが大好きなんだ」
ハミルトンはそう語ると次のように付け加えた。
「常に挑戦が目の前にあるんだ。僕はF1タイトルをとったし、僕たちがもっと改善できるさまざまなことを書き記すためにすでにボノ(ロックバンドU2のリードボーカルを務めるミュージシャン)とも連絡をとっているよ」
昨年通算6回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したハミルトンだが、2019年のメルセデスはすべてが“完璧”とまでは言えなかったものの、今年はそれを目指していくつもりだと主張している。
「2019年は比較的一貫性はあったけれど何度か浮き沈みもあった」
「常に予選でもっと力を発揮したいと思っていたんだ。とりわけ、タイヤをもう少しうまく理解し、より多くのものをテクノロジーから引き出したいとね」
ハミルトンはそう語ると、次のように付け加えた。
「そして若手ドライバーたちが台頭してきて、戦いはより厳しいものになっている。だからこれまでの2倍頑張る必要があるんだ」