セバスチャン・ベッテルが2025年にF1に復帰したいと考えていたことを、ヘルムート・マルコ博士が明らかにした。
4度のワールドチャンピオンであるベッテルは、2年前に引退して以来、グランプリに時折姿を見せたり、数週間前にはポルシェのル・マン用ハイパーカーをテストするなど、モーターレーシングへの復帰を模索しているようだ。
元F1ドライバーのクリスチャン・ダナーは、1週間前のイモラで36歳のベッテルと握手を交わした際に、彼がキャリアの終わりを自覚していると感じたと言う。
「まず第一に、彼はあまり需要がないことに気づいたのだろうね」とダナーは『motorsport-magazin.com』に語り、ベッテルが明らかに体力も落ちていることを指摘した。
「彼はトレーニングをたくさんできるが、現実はセバスチャンにとって厳しいものだと思う」とダナーは言う。
ベッテルが4度のワールドチャンピオンに輝いたレッドブルは、来シーズンにセルジオ・ペレスと契約するかどうかをまだ明らかにしていない。そして、10代の頃からベッテルをF1に導いたマルコは、最近ドイツ人から何度も電話を受けていると語った。
「彼は何度も何度も電話してきたよ」と『formel1.de』は報じている。
「しかし、マックス・フェルスタッペンをチームメイトにするのは、彼にとって楽しい時間にはならないだろう」。
「私の知る限りでは、物事はポルシェの方向に進んでいるようで、耐久レースは彼にとって良い選択肢だと思う」とマルコは述べた。