来年のF1デビューを噂されているオリバー・ベアマンは、F1に適応するためにケビン・マグヌッセン(ハース)の助けを必要としていないと主張している。
長年ハースで走っている31歳のマグヌッセンも、2025年の契約を得るために上層部を説得しなければならない状況だが、最近では18歳のベアマンをサポートするつもりはないと述べた。
イギリス出身のベアマンは、すでにハースのエンジン供給元であるフェラーリのF1ドライバーアカデミーに所属し、小さなアメリカンチームで金曜フリー走行1回目に参加している。
ベアマンは、体調不良のカルロス・サインツの代役を務め、いきなりフェラーリからF1デビューを果たして注目を集めた。2025年にはフルタイムのF1デビューがほぼ確実視されており、ザウバーに移籍するニコ・ヒュルケンベルグの後任となる見込みだ。
■マグヌッセン「若者の面倒は家でやってる」
マグヌッセンは今月初め、来年10代のチームメイトができる可能性について尋ねられると、「若者の面倒を見るためにここにいるわけじゃない。それは家でしているからね」と述べた。
「もう一台の車に乗るドライバーが、有能でプロフェッショナルで一貫性があることを願っているよ。ニコのようにね。そして、自分がそのもう一台に乗るかどうかは様子を見てみよう」
■18歳のベアマン、意に介さず
マグヌッセンのコメントについて聞かれたベアマンは、モナコでこう語った。
「誰かに面倒を見てもらう必要はないよ。自分でできるからね」と断言した。
「僕の計画はシンプルだ。F2でトップに立ち、タイトル争いができることを示すことだよ。そして、ハースに自分がふさわしい人物であることを6回の金曜プラクティスで証明することだ」と『Speed Week』に語った。
また、F1サウジアラビアGPでサインツのフェラーリを駆って印象的なポイントを獲得したことが、2025年のハースのレースシートを保証するものではないことを理解していると述べた。
「良いレースをしたからといって、F1でのレギュラーポジションが保証されるわけではないことはわかっているよ。自分でそれを勝ち取らなければならない」と語った。