ルイス・ハミルトンがメルセデスとの契約を2022年まで延長することになるようだと報じられている。
ハミルトンとメルセデスの間に結ばれている現在の契約は2020年シーズンまでとなっている。そして、最近では2021年にフェラーリに移籍する可能性があるとのうわさがささやかれている。
だが、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』このほど伝えたところによれば、ハミルトンが少なくとも2022年までの2年間メルセデスとの契約を延長することになる可能性が高まっているという。
F1ルールが大きく変わる2021年に向けてトップドライバーたちの移籍も大いにあり得ると考えられていたが、フェラーリはすでにシャルル・ルクレールと2024年まで、そしてレッドブルではマックス・フェルスタッペンとの契約を2023年まで延長したことが明らかとなっている。
ハミルトン移籍のうわさがあったフェラーリではルクレールを今後チームの軸に据えていくつもりなのは明らかであり、ハミルトンの選択肢からフェラーリが消えることになるだろうと考えていた者も少なくないようだ。
こうした中、ハミルトンのメルセデス続投がほぼ確実だと報じた『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、メルセデスと契約を延長した場合のハミルトンの年俸はおよそ4500万ユーロ(約55億円)ほどにとどまる見込みだと予想している。
ハミルトンに関しては経済誌の『Forbes(フォーブス)』が、スポーツ選手の中では過去10年間に稼いだ額が第10位にランクしたことでも知られているが、それによればハミルトンが2010年以降稼いだ額はおよそ4億ドル(約440億円)だとされている。
一方、メルセデスは2020年型F1マシンの「シェイクダウン」を2月14日(金)にイギリスのシルバーストン・サーキットで行うことを明らかにしている。
今年はバルセロナで2月19日(水)にプレシーズンテストが開始されることになるが、その5日前にはメルセデスの新車が「初走行」を行うことになる。
だが、そのシェイクダウンにはファンやメディアが招かれることはないようだ。
メルセデスはこのシェイクダウンは「最初のシステムチェックを遂行するとともに、我々の2020年型車の著作権フリーのサーキット走行動画を制作することを目的とした内部イベント」だと説明している。