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「2020年はフェルスタッペンにチャンスあり」と元F1ドライバー

2020年01月10日(金)18:32 pm

オランダ出身の元F1ドライバーであるロバート・ドーンボスが、今や母国の英雄となったマックス・フェルスタッペンがレッドブルと2023年まで契約を延長したと聞いて「驚いた」と語った。

レッドブルとの契約が今シーズンで満期を迎えることになっていたフェルスタッペンに関しては、F1ルールが大きく変わる2021年にはメルセデスへ移籍する可能性があるというのがもっぱらのうわさだった。

しかし、予想外とも言える早い段階でフェルスタッペンはレッドブルと2021年から3年に及ぶ新契約を締結したことを発表。このニュースがF1界にかなりの驚きをもたらしたのは事実だろう。

2006年にレッドブルから3レースに出走した経験を持つ38歳のドーンボスは、オランダの放送局『NPO』に次のように語った。

「僕自身もレッドブルでレースをしていたから、あそこにはまだ情報源もあるんだ」

「何か動きがあることは知っていたが、彼があれほど長期に(契約を)延長したのは、F1では驚くべきことだね」

「このスポーツにおいては、すでにF1タイトルを何度かとっていない限り、チームはドライバーとこれほど長い契約を結ぶようなことはあえてしないものなんだ」

レッドブルのドライバー責任者として知られるヘルムート・マルコは、フェルスタッペンが2021年にメルセデスへ移籍するのではないかとの不安を抱いていたため、昨年のクリスマス休暇に早めに契約締結に向けての動きをとっていたのだと明かしている。

そして、伝えられるところによれば、2021年以降の新契約によってフェルスタッペンが手にする報酬額は現在の3倍にまで跳ね上がることになると言われている。ちなみに、その額は1年につき4000万ユーロ(約49億円)だという。

少なくとも2023年までは一緒に戦うことになるレッドブルとフェルスタッペンだが、現時点ではホンダが2022年以降もF1活動を継続するかどうかが不透明な状況にあるなど、不安材料がないわけではない。

技術レギュレーションが大きく変わり、チームの年間予算にもバジェットキャップと呼ばれる上限値が設けられることになる2021年以降に向けて自信と勢いを持続させていくためには、レッドブルとしてはなんとしてでも今年はF1タイトルを手にしたいところだろう。

ドーンボスもフェルスタッペンが今年F1タイトルを獲得するチャンスもあるはずだと次のように語っている。

「2020年は彼にとってタイトルを狙う最高のチャンスになると思うよ」

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