F1公式タイヤのピレリがF1スペインGP(5月12日(日)決勝レース)の全ドライバーが選んだタイヤセットを発表した。
F1も早いもので第5戦スペインGPを迎え、いよいよ本格的なヨーロッパラウンドが始まる。
スペインGPの舞台となるバルセロナ-カタロニア・サーキットは、開幕前テストを実施していた場所でもあり、全チームがコースの隅々まで知っていてデータも豊富なサーキットだ。もちろん、データが豊富なのはF1公式タイヤのピレリにも当てはまるため、デグラデーションなども的確な予測になるだろう。
■レッドブル・ホンダはソフト少なめの戦略
レッドブル・ホンダは、2人のドライバーともに最もソフト(レッド)が少ない7セット、ミディアム(イエロー)4セット、ハード2セットを選択した。同じく最もソフトが少ないパターンを選んだのは、ウィリアムズ勢だ。しかしウィリアムズは、ジョージ・ラッセルがミディアム5セットに対して、ロバート・クビサは4セットを選択しており、ここでも様々な実地テストを行い、戦闘力向上を目指したい。
■ソフト多めは3チーム
レッドブル・ホンダとは逆に最もソフトを多く選択したのは、フェラーリ、ルノー、そしてアルファロメオで、ソフト9セットだ。しかし、各チームはミディアムを3セットと2セットに分けており、各ドライバー毎にフリー走行でロングランとショートランを色々試すことになるだろう。
●【タイヤ】2019年F1ピレリタイヤ、ルールと各GPの指定タイヤ
●【タイムスケジュール】2019年F1第5戦スペインGP