フェルナンド・アロンソが2020年にF1にカムバックするかどうかは“7月中”には明らかになるようだ。
アロンソはこのほど、6月に開催されるル・マン24時間レースを最後にWEC(世界耐久選手権)のトヨタチームを離れることを明らかにした。
ル・マン24時間レースは、現在争われているWECの2018-2019年シーズン最終戦だ。つまり、アロンソはWECの2019-2020年シーズンには参戦しないと母国スペインの『Marca(マルカ)』に次のように語った。
「2020年の6月まで続く新たなシーズンに参戦すれば、ほかのいくつかの機会を逃すことになってしまう」
「中長期的には僕は必ず(WECに)復帰するつもりだ。今回の決断は短期的なものだよ」
「僕が続けることを約束できなかったのは、2020年にいくつかの目標を持つことができるようにするためさ」
アロンソが言う“いくつかの目標”の中にF1復帰があるのは間違いないだろう。
昨シーズン限りでいったんF1から離れたアロンソだが、今年はWECに参戦しつつ、5月26日(日)には2017年に続いてアメリカでインディ500に挑戦することになっている。
F1には出走していないものの、すごく忙しいシーズンを送っていると語ったアロンソは次のような冗談も語っている。
「僕は休むためにF1に復帰すべきかもしれないね」
アロンソは、来シーズンのWECには出ないと決めたものの、2020年にはほかにも多くの可能性が残されていると次のように続けている。
「僕がF1をやめたとき、自分がキャリアを通じて最高のレベルにあると感じていた。自分が強いと感じているし、大きな挑戦に立ち向かう準備も整っているよ」
「だから、2020年にはF1をやる可能性もあるだろうし、インディカーやそれ以外のカテゴリーでやる可能性もある」
「何もしないかもしれないけれどね」と笑いながら語ったアロンソはさらに続けた。
「僕には2020年に何をしたいかを決めるための可能性がある。これから2か月の間に何が起きるか様子を見なくてはならないけれどね」
「一番タイムリーな決断をするには何も確定させないことが最善のやり方だからね。もし何か約束をしてしまえば、そういうチャンスはめぐってこないだろう」
そう語ったアロンソは次のように付け加えている。
「僕の頭の中には2つか3つ考えていることがある。7月になれば明らかにできると思うよ」