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【マクラーレン・ホンダ】ギアボックスとPUに問題発生・・・/F1イタリアGP

2017年09月04日(月)10:17 am

マクラーレン・ホンダはF1第13戦イタリアGP決勝レースを次のように振り返った。

●「ホンダF1は成功できない。マクラーレン・ルノーの方がいい」とジャック・ビルヌーブ

今日はチームにとって非常に残念な一日となった。決勝を迎える前夜、ストフェル・バンドーンのMGU-Kに問題があることが発覚。パワーユニット(PU)内のMGU-Kのみを交換することは可能であったものの、その作業は非常に時間がかかり、パルクフェルメ(マシンの保管場所)での作業に制限があったことから、時間内に交換作業を完了することは不可能だと判断した。

そこで、チームはバンドーンのエンジン一式を交換することを選択。それにともない、新しいMGU-K、MGU-H、ICE(内燃機関)およびターボチャージャーを搭載したため、今日のレースで25グリッドの降格ペナルティーを受ける結果となった。そのためバンドーンは、同じくPU交換により35グリッド降格ペナルティーを受けた19番手のフェルナンド・アロンソのすぐ前の、18番手からスタートした。

両ドライバーは後方からすばらしいスタートを切り、すぐにポジションを上げることに成功。ただアロンソは、ギアボックスセンサーの不具合によりシフトアップがスムーズにできず、それ以降はなかなかポジションを上げることができなかった。

アロンソはマシンに問題を抱えながらも、積極的に攻め、唯一のピットストップを行う前には11番手に浮上。しかしながら、ギアボックスの問題が徐々に悪化し、センサーの不具合によりチームがギアボックスの状態を確認できなくなったため、大事をとって51周目にマシンをリタイアさせることにした。

一方のバンドーンは、1周目から力強い走りをみせ、カルロス・サインツ(トロロッソ)に果敢なオーバーテイクをしかけ、着実にポジションを上げた。バンドーンはレースの大半でポイントを獲得できるトップ10圏内で走行を続け、19周目には7番手までポジションを上げていた。

しかしながら、新しいPUにおけるMGU-Kの不具合と思われる問題が再発したことでパワーを失い、力強いパフォーマンスによるポイント獲得のチャンスを逃すかたちとなった。バンドーンは34周目でレースをリタイアした。

●【決勝結果】2017年F1第13戦イタリアGP、タイム差、周回数、ピット回数

●【マクラーレン・ホンダ】バンドーン「力強かったし徹夜でPUを交換したのに残念」
●【マクラーレン・ホンダ】アロンソ「シフトのトラブルで1周2秒も失った」
●【マクラーレン・ホンダ】「努力が無駄に・・・フラストレーションがたまるし残念だ」
●【ホンダF1】「パワーを失った原因は分析中。次のシンガポールGPこそはポイント獲得を」

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