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【マクラーレン・ホンダ】「努力が無駄に・・・フラストレーションがたまるし残念だ」

2017年09月04日(月)8:23 am

マクラーレン・ホンダでレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1第13戦イタリアGP決勝レースを次のように振り返った。

●「ホンダF1は成功できない。マクラーレン・ルノーの方がいい」とジャック・ビルヌーブ

■エリック・ブーリエ レーシングディレクター

「今季これまで何度もあったように、今日はドライバーが優れた才能を発揮し、午後のレースでは不利な状況ながらも前向きな結果が出せるかもしれないと期待していた。しかしながら、結局、今回も残念で不満を抱く結果となってしまった。

厳しい挑戦になることを予想していたコースで、両ドライバーはすばらしいスタートを切り、集団の中で可能な限り自分のポジションを死守した。6周目の最後には、ストフェルとフェルナンドはそれぞれ13番手および14番手で走行しており、ほかのマシンがピットストップを行い始めると、徐々にポジションを上げた。

レース開始からわずか数周後には、フェルナンドはセンサーの不具合と思われるギアボックスの問題に苦しみ始めた。エンジニアはレース全体を通して懸命に仕事をし、ソフトウェアの修正により問題を解決しようとフェルナンドに指示を与えた。しかしながら、問題は徐々に悪化し、センサーの不具合によりギアボックスの状態を確認することがさらに難しくなったため、大事をとってマシンをリタイアさせるしかなかったんだ。

フェルナンドはレースの大半で劣勢となり、操りにくいマシンでペースと勢いを維持することは困難だと感じていた。そんな逆境でも、フェルナンドは見事で、かつ非常に果敢なレースをした。彼が完走できなかったことは残念だよ。

一方、ストフェルも、残念なかたちでレースを終えた。彼は週末を通して最高のパフォーマンスを発揮し、午後のレースではその大半をトップ10圏内で走行していたからね。18番グリッドからスタートしながらも、一時は7番手まで浮上したんだ。

しかしながら、PUの信頼性に関する問題が再発したことで、レースを8番手からスタートするチャンスを失っただけでなく、入賞を目指して懸命にポジションを上げていた努力が無駄になってしまった。フラストレーションがたまるとともに、非常に残念な結果だ。昨日のQ3と同様の不具合と思われる問題によって、走行中にパワーを失い、マシンをリタイアせざるを得なかった。

この最も難しいコースで戦うチャンスをつくるために非常に精力的に仕事をしてきたチーム全員にとって、とてもフラストレーションのたまる、残念なかたちでイタリアGPおよびヨーロッパラウンドを終える結果となった」。

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