日産、カルロス・ゴーン社長が退任し会長に「3社のアライアンス戦略に集中」

2017年02月23日(木)11:39 am

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は23日、2017年4月1日付けで、西川 廣人が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。

本件は社長のカルロス ゴーンの提案に基づき、同社の取締役会が決定した。ゴーンは引き続き代表権のある取締役会長を務め、2017年6月の定時株主総会終結をもって任期満了となるため、再任取締役候補として本総会に付議される予定だ。

■三菱の参画により計画

本件は、ルノー・日産に新たに三菱自動車が加わり、自動車業界トップレベルの規模のグループに拡大したアライアンスを率いることになったゴーンのマネジメント体制を受け、準備・計画されたものだという。

アライアンス・パートナー3社の会長およびルノーのCEOであるゴーンは、アライアンスの会長兼CEOとして、さらにアライアンスの拡大と経営に集中し、パートナー各社の好機を最大化することに注力することになる。

■カルロス ゴーン社長「ルノー・日産・三菱アライアンスの戦略に集中」

「この18年間育ててきた日産のマネジメント層には、同社の事業および戦略的な目標を達成する上で求められる能力と経験があると信じています。

先に三菱自動車の取締役会長に就任したこと、そして次の日産の定時株主総会の開催を控えていることから、今こそ、西川 廣人氏に日産のCEO職を引き継ぐのに適切な時期であると判断しました。

私は引き続き日産の取締役会長として、またルノー・日産・三菱自動車のアライアンスの枠組みの中で、監督・指導を行っていきます。

この変更により、私はアライアンスの戦略面および事業上の進化により多くの時間と労力をかけ、パートナー各社に、アライアンスの持つ規模による競争優位性をいかんなく享受させることができます。

今後も、アライアンスの進化・拡大をサポートし、時・場所を問わず、必要とされるときはいつでもパートナー各社の役に立てるよう、サポートしていくことを固くお約束します」。

■新社長は西川 廣人氏

現在、共同CEOである西川 廣人は、2013年4月から2016年10月まで日産のチーフ・コンペティティブ・オフィサーを務めた。

1977年に同社に入社し、1999年以降、米州、欧州地域のマネジメント・コミッティの議長、購買部門を統括する副社長を含め、数々の上級職を歴任。日産の職務に加え、現在は日本自動車工業会の会長も務めている。2006年から2016年12月まではルノーの取締役も務めた。

西川は、「この新たな責務を任せてくれたゴーン会長と日産の取締役会に感謝しています。 ゴーン会長の下、日産の優秀な経営陣と協力し、日産が今後も継続的に好業績をあげ、発展し、そしてアライアンスの成功に貢献していくべく、力を尽くしていきます。」と語った。

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