2016年のF1開幕戦オーストラリアGP決勝で大クラッシュを演じ、先週末の第2戦バーレーンGPを欠場することになったフェルナンド・アロンソだが、バーレーンではついにマクラーレン・ホンダが上昇機運に乗ってきた兆候が見え始めたと次のように語った。
「長いストレートがあって僕たちには不利な(バーレーンの)サーキットでのパフォーマンスは、僕たちが前進していることを示すものだ。そしてその改善が1年を通じて続くことになると思っているよ」
■代役のバンドーンをつきっきりで指導したアロンソ
医師でもある姉のロレーナを帯同してバーレーンを訪れていたアロンソは、自分の代役として初のF1レースに臨んだストフェル・バンドーンのそばについて絶えず助言を行っていた。
そのかいあってか、バンドーンは2009年のF1チャンピオンであるチームメートのジェンソン・バトンを予選で上回り、決勝でもマシントラブルでリタイアしたバトンをしり目にマクラーレン・ホンダに今季初ポイントをもたらす活躍を見せた。
「いや、僕はたいしたことはしていないよ」とほほ笑みを浮かべながら語ったアロンソは、「彼(バンドーン)がすごくいい仕事をしてみせたよ」と付け加えた。
■バトンを批判するのは間違い
だが、昨年のGP2シリーズチャンピオンであるバンドーンが活躍を見せた一方で、予選でルーキーに敗れてしまったバトンに対する批判的な意見もささやかれている。
だが、アロンソは今回結果が出せなかったからと言ってバトンを非難するのは間違っていると次のように主張した。
「それはフェアではないね。ジェンソンのほうが週末を通じて速かったし、予選で突然のパフォーマンス低下に見舞われてしまっただけだ。ストフェルはうまくやったけれど、ジェンソンを批判するのは不当だよ」
■マクラーレン・ホンダ
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