マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、次戦のF1中国GP(17日決勝)に出走するのは「99%」確実だと主張した。
【画像】アロンソ、テレビ生中継に飛び込み出演、引退勧告したハーバートに口撃
開幕戦オーストラリアGP決勝で起きた大クラッシュによりあばら骨と肺を痛めてしまったアロンソは先週末のバーレーンGPの欠場を余儀なくされていた。
■「引退勧告」されたハーバートに反論したアロンソ
そのアロンソは、元F1ドライバーであり、現在はテレビ解説者を務めるジョニー・ハーバートが「アロンソはこれを機にF1引退を考えるべきだ」と発言したことに食ってかかったことが報じられていた。
母国スペインの『Marca(マルカ)』から、そのハーバートのコメントには驚かされたかと尋ねられたアロンソは次のように答えた。
「少しね。僕に向けて攻撃的な姿勢が向けられたことに驚かされたんだ」
「彼(ハーバート)は運がよかったよ。朝、僕がちょうど(サーキットに)着いたときに彼が生中継していたからね」
アロンソはちょうど中継を行っていたイギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』の放送に割り込み、そこで直接ハーバートに対して自分はF1を引退するつもりなどないと反論したのだった。
■これ以上のやる気など持てない
さらに、『Marca(マルカ)』から現在の体調に関する質問を受けたアロンソは、次のように答えた。
「1日ごとによくなってきているよ」
ハーバートがアロンソに引退を勧めた理由のひとつが、マクラーレン・ホンダではここまでバトンのほうがアロンソよりもいい結果を残してきているということだった。
そのことについて聞かれたアロンソは、「いや、昨年はクルマがよく壊れたし、運任せみたいなものだったんだ」と答え、次のように付け加えた。
「あのクルマでは、何かを評価することなど不可能だったよ」
さらに、最近はやる気を保つことが難しくなってきているのではないかとの見方があることに対し、マクラーレン・ホンダでの2シーズン目を迎えたアロンソは次のように反論した。
「僕はろっ骨が折れているにもかかわらず、このグランプリにやってきたし、クルマに乗ってチームを助けたいと望んでいる。どうすればこれ以上のやる気を持てるのか、僕には分からないよ」
■マクラーレン・ホンダ
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