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【ピレリタイヤ破裂問題】ベッテルのピレリ批判は「100%正しい」とウェバー

2015年08月31日(月)20:53 pm

F1にタイヤを供給するピレリをセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が批判したことについて、「100%正しい」と元チームメートのマーク・ウェバーが話した。

F1第11戦ベルギーGPで、ベッテルは3位を走行していたが、残り2周でタイヤが破裂し、リタイアに終わった。フリー走行中にニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)のタイヤに破裂が起きていたこともあり、レース後にベッテルはピレリを強い口調で非難。これが賛否両論を呼んでいる。

現在ポルシェからWEC(世界耐久選手権)に参戦しているウェバーは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「セブは100%正しい。タイヤを長く使いすぎた罰がタイヤの破裂だなんておかしいよ」

「遅くなるなら、まだ分かる。でも、タイヤがしっかりもつと信じられなければドライバーはやっていけない」

ウェバーは、ドライバーの安全性を確保するため、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)がきちんと対処すべきだと訴える。

「安全性はFIAにとって最優先事項だ。細かい点まであらゆる手を尽くしている」

「コックピットから5秒で降りられなきゃいけないし、HANS(ヘルメットを固定する器具)の導入やクラッシュテストなどもある。それなのに、タイヤのように基本的なものに目をつぶるなんて、あり得ない」

ピレリは、フェラーリが1ストップ作戦を採り、タイヤを長く使いすぎたことが破裂の原因だとしている。しかし、ウェバーは反論している。

「本当にピレリがタイヤの限界は40周だと言ったのなら、28周で破裂しちゃいけないだろう。その差は12周もある」

「(大事故にならず)今のところピレリはすごくラッキーだけどね」

スイスの『Blick(ブリック)』紙は、次のイタリアGP(9月6日決勝)を前に、ピレリが全チームの代表と会談を持つと伝えている。

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