ホンダは、さいたま市と共同で本年10月1日から11月30日まで、超小型EV「MC-β」によるワンウェイ型カーシェアリングの社会実験を行うと発表した。
さいたま市とホンダで構成する「さいたま市小型電動モビリティ利活用推進協議会」では、大宮駅周辺に34か所のカーステーションを設置し、合計9台のMC-βを配置。目的地のカーステーションで乗り捨て可能なワンウェイ型カーシェアリング社会実験「超小型EVにサクサク乗ってみませんか?」を実施し、都市部における小型電動モビリティの活用方法やニーズに関する探索を行う。利用できるのは、さいたま市民・市内企業従事者ならびに同市へ来訪する登録会員となる。
ホンダでは、2013年11月に熊本県、さいたま市、宮古島市の各自治体とMC-βを使った共同社会実験を開始しており、さいたま市では同市職員の事務連絡にMC-βを公用車として利用する庁内シェアリングや、同市民向けに半日から1日程度のモニター貸し出しなどが行われている。今回、新たな取り組みとしてカーシェアリングの社会実験を開始することにより、都市部でのCO2低減や渋滞解消といった課題へのひとつの対応策して小型電動モビリティによる新交通システムの検証をさいたま市とともに進めていくことにしている。