ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、「2014年ジュネーブモーターショー」(一般公開日:3月6日から16日)のプレスデー(3月4日)に、次期欧州向け「シビックタイプR」のコンセプトモデル「シビックタイプRコンセプト」を発表した。
次期欧州向けシビックタイプRは、走りと燃費性能を高次元で両立させる新世代パワートレイン技術群である「アース・ドリームス・テクノロジー」の一つとして、280馬力以上の最高出力を目指して開発中の2.0L直噴ガソリンターボエンジンを搭載。加速性能、ハンドリング、燃費性能を高次元で両立した「歴代最高のシビックタイプR」として、2015年に発売が予定されている。
今回出展されるコンセプトモデルは、次期欧州向けシビックタイプRのデザインの方向性を示すものとして、エクステリアデザインの各所にレーシングカーのような高い走行性能を発揮するための機能性が表現されている。ドイツのニュルブルクリンクサーキットにおける開発テストの結果を反映して設計されたフロントバンパーやLEDコンビネーションランプ内蔵のリアスポイラーなどが採用され、高いダウンフォースとドラッグ(空気抵抗)低減を実現。また、赤い縁取りが施された20インチホイールやフロントスポイラー、赤く塗られた大径ブレーキキャリパーなど、操る喜びを強く想起させるデザインが随所に施されている。
ジュネーブモーターショーには、このコンセプトモデルに加えて、現在開発に使用されているテスト車や、2014年FIA世界ツーリングカー選手権に参戦する「シビックWTCC」の2014年型マシンも展示される。