メルセデス・ベンツ日本は、最高級クロスカントリービークルのGクラスにクリーンディーゼルエンジンを搭載した「G350ブルーテック」を追加し、25日(水)に発売した。価格は989万円となる。
今回追加された「G350ブルーテック」は、Gクラスとしては23年ぶりに日本市場に導入されたディーゼルモデルだ。排出ガスに尿素水溶液「アドブルーR」を噴射することにより化学反応(還元作用)を発生させ、有害な窒素酸化物を大幅に削減する尿素SCR(選択型触媒還元)ディーゼル排出ガス処理システム「ブルーテック」を採用した3.0リッターV型6気筒ブルーテックエンジンを搭載することで、世界で最も厳しいとされる日本のディーゼル排出ガス規制に適合する優れた環境性能を実現。
さらに、ピエゾインジェクターを用いたコモンレールダイレクトインジェクションやVNT(バリアブルノズルタービン)ターボチャージャーなどの先進テクノロジーにより、最高出力211PS、最大トルクは540Nmを発生。オフロードモデルにふさわしい動力性能も両立されている。
また、先進のミリ波レーダーによる安全運転支援システムをはじめ、充実した装備類が備えられたほか、現行Gクラスのラインアップでは設定のなかった右ハンドルが採用され、価格も1,000万円以下に抑えられた。納車開始は11月下旬ごろを予定。
<「G350ブルーテック」>
エンジン:3.0リッターV型6気筒ブルーテックエンジン
ステアリング:右
価格:989万円
<参考:既存Gシリーズのモデル/エンジン/ハンドル位置/価格>
G550/5.5リッターV8/左/1,350万円
G63 AMG/5.5リッターV8直噴ツインターボ/左/1,780万円
G65 AMG/6.0リッターV12ツインターボ/左/3,250万円