フェラーリと長期契約を交わしているはずのフェルナンド・アロンソでさえ、2014年の動向についてマスコミに追い回される昨今の移籍市場。もはや過去最大のストーブリーグ(※)といっていい状況だ。
アロンソは22日(木)、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長とのゴタゴタについて一蹴(いっしゅう)していたが、疑問符はつきまとう。ほんとうにモンテゼモーロは来季以降もアロンソを乗せたいのだろうか。
「会長はとても頭のいい人だと思う。あらゆる方面から多くの情報を得ているし」と『Speed Week(スピードウィーク)』に話すアロンソ。
「従って、そんな質問を僕に投げかけてもしょうがないよ」
それでも、F1ベルギーGP(8月25日決勝)のパドックであがっているうわさの大きさから考えると、アロンソがはっきり答えない限り、火は消えそうにない。
だが現実問題、アロンソがF1第10戦ハンガリーGPで行った発言は軽率以外の何ものでもない。そのため、モンテゼモーロのおしかりを受けたのであり、22日(木)のアロンソはチームのナンバー1ドライバーとして騒動の収束を図っていたのだ。
※ストーブリーグとは、ドライバーの移籍や契約更新の情報などをいう。