ホンダの米国における生産子会社であるホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングは14日(火)、ホンダR&Dアメリカズのオハイオセンター近隣に、約7,000万米ドル(約66.5億円)を投じて、新型「NSX」生産工場となる「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」を設立すると発表した。
この新工場は、ホンダにとってオハイオで3番目の4輪車生産工場となり、新型NSXの開発を行うホンダR&Dアメリカズのオハイオセンターからほど近い、メアリズビル4輪車工場に隣接する場所に設立される。
新型NSXは、このパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターのみで生産され、北米での販売を皮切りに日本や欧州など世界に向けてデリバリーされることになる。ホンダは、2015年の新型NSX量産開始に向けて既存のオハイオ工場から約100名の従業員を選抜し、この新工場での新型NSX生産に向けた行程トレーニングを開始する。
新型NSXは、軽量ボディーに次世代の直噴VTEC V型6気筒エンジンをミッドシップレイアウトで配置するとともに、高効率・高出力のハイブリッドシステム「スポーツ・ハイブリッドSH-AWD」を搭載したスーパースポーツモデル。このハイブリッドシステムは、エンジンと高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションが組み合わされ、左右の前輪を独立した2つのモーターで駆動する電動式4輪駆動システムだ。