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ピレリにとって悪い宣伝になるとベルガー

2013年05月14日(火)10:43 am

元F1ドライバーであり、かつてトロ・ロッソの共同オーナーだったこともあるゲルハルト・ベルガーは、F1スペインGP後にF1公式タイヤサプライヤーであるピレリについて次のように説明した。

「これでは彼らも続けてゆけない」

「(レースとレースの間の)14日間は彼らにとって常に悪い意味での宣伝期間になってしまう。そして、ファンも彼らの製品を買わなくなってしまうよ」

手短に言えば、声高にピレリを批判したレッドブルや、メディアからの圧力が今回のピレリの方向転換につながったということだ。

大量の発行部数を誇るドイツの『Bild(ビルト)』紙に、「これが本当にF1世界選手権なのだろうか?」と書いた記者のニコラ・プールは、レッドブルチーム代表であるクリスチャン・ホーナーの次のようなコメントを引用している。

「今は、まるでチェスをしているみたいだよ」

「そして、多くのファンを持つスポーツにとってチェスは必要ではない」

一方、ヘンベリーは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように述べた。

「過去2年間は、ファンはわれわれを支持していた。レースがさらにワクワクするものになったからだ」

「だが、批判が、もはやわれわれが無視できないほどのレベルに到達してしまった」

しかし、誰もがピレリタイヤの大幅な変更を支持しているわけではない。フェラーリとフォース・インディアはピレリの2013年仕様タイヤにかなり満足しているようだし、もちろん、ロータスもそうだ。

ロータスのチーム代表、エリック・ブーリエは次のように語った。

「サッカーみたいなものさ。あるチームがいつもゴールポストに嫌われると、すぐにゴールを少し広くしようという議論が始まるんだ」

もうひとつの要素は、仮にピレリがタイヤのコンパウンドや構造に大きな修正を加えるとすれば、F1チームは変更が予定されているイギリスGPの前にテストを行うことを望むだろうということだ。

ザウバーのチームマネジャーであるベアト・ツェンダーは、次のように述べている。

「彼らはそれを決してやり遂げられないよ。なぜなら、すべてのチームが合意しなくてはならないからね」

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