ハースF1の小松礼雄チーム代表が、2025年のシートについて、ケビン・マグヌッセンはハースでのポジションを保証されていないと警告した。
●【2024F1第6戦マイアミGP】スプリント予選のタイム/スケジュール・全セッションの結果
アメリカの小さなチームのハースだが、ドイツ人のニコ・ヒュルケンベルグがザウバー・アウディからのオファーを受け入れたことで、年末にはニコ・ヒュルケンベルグと別れることになり、揺れている。
「ニコは僕らのクルマがどれだけ速いか、良い参考になってくれました」と小松はマイアミの『Ekstra Bladet』紙に語った。
「彼はドライバーで、ドライバーのフィードバックからクルマを開発することができます。彼の仕事に対する姿勢は素晴らしいですよ」
「彼の後任には、同じような特徴を持つドライバーを選ぶつもりです。チームとしてそれが必要ですからね」
マグヌッセンがヒュルケンベルグよりも長い期間ハースに在籍していることを考えれば、31歳のデンマーク人ドライバーにとって小松代表の言葉は憂慮すべきものだろう。
「今、我々には2つの空席があります」
「現ドライバーの1人がいなくなったのですから、ケビンのチャンスが高まるのは自然な事です。でも、詳しいことは言いたくありません」
「チームのベンチマーク(指標)となるような人材が必要なのです」
■オリバー・ベアマンには興味なし?
小松代表は、来年のシートのひとつに、チームパートナーであるフェラーリのイチオシである18歳のルーキー、オリバー・ベアマンを検討していることを認めている。
しかし「彼はF2で結果を残さなければなりません、それは明らかです」と警告した。
仮にベアマンに白羽の矢が立ったとしても、マグヌッセンはヒュルケンベルグのような「基準」のドライバーとしてハースにふさわしいとは言えないかもしれない。
また、2025年のドライバー市場にはバルテリ・ボッタス、現在のアルピーヌコンビ、そしてダニエル・リカルドの可能性もある。
「我々はまだ小さなチームです。我々と一緒にチームを発展させる決意を持ったドライバーが必要です。仕事に対する姿勢が重要です」
「メガ級の速さを持ちながら、ファクトリーで時間を過ごし、エンジニアと一緒にクルマを開発することに興味がないようなドライバーに多くの資金を費やしても意味がありません」。