今季のF1でも話題になっているタイヤについて、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが「2通りの見方ができる」と語り、タイヤをうまく使いこなすことが重要なのは以前からだと加えた。
昨年に続き、今年もピレリが供給するタイヤの性能低下が大きな話題になっている。特に、今年のタイヤは性能低下が早いことから、タイヤがレース展開に大きな影響を与えていた。
「基本的に、状況はみな一緒である。いまほどではないかもしれないが、タイヤをいたわることは常に課題だった」と語るベルガーは、こう続ける。
「一方で、もしタイヤがすべてを左右するならば、莫大なお金をかけてクルマやエンジンを開発することは、ほとんど意味をなさない」
「それに、もしタイヤの使い方に最もすぐれたドライバーが勝つならば、それもまた問題だ。何ごとも、ときには度を超す場合がある」
「昨シーズンの妥協点のほうが、良かったように思う」