トロ・ロッソのダニエル・リチャルドは、上海インターナショナル・サーキットで行われたF1中国GP決勝を7番手からスタートし、7位になった。ジャン・エリック・ベルニュは、15番手からスタートし、12位になった。
【結果】F1第3戦中国GP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差、ピット回数など
ダニエル・リチャルド
「今シーズン初のポイントを獲得できて、本当にうれしい。予選でのパフォーマンスがまぐれじゃなかったことも証明できたしね。昨日の予選が終わってから、平常心を失わないように努めてきた。今日が本当の勝負になるってわかっていたから」
「予選でこんなにいい結果を出せたのは、6番手を獲得した去年のF1バーレーンGP以来だった。あのときは決勝でポイントを獲得することができなかったから、今日こそみんなに僕の力を見せたいって思っていた。だから、素晴らしいレースになってよかったよ。特にチームにとってね。今日のために本当に一生懸命取り組んでくれていたから」
「レース序盤にノーズ交換のためのピットストップを行ったことは想定外だったけど、終盤には前を行くマッサ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)との距離がどんどん縮まっていったんだ! もっと上をねらえたかもしれないけど、今日は7位に満足だよ」
「シーズン開幕当初からスタッフが大勢入れ替わったこともあり、落ち着くまで少し時間がかかったけど、今週末はようやくチームの歯車が合った感じだった。最初の2戦は浮き沈みが激しかったけど、ここからチームがどんどん強くなっていくことを期待している」
ジャン・エリック・ベルニュ
「マーク(ウェバー/レッドブル)はあの位置から僕を追い抜くことはできなかったと思う。実際、僕を追い抜こうとしていたのかさえわからない。確かに僕はマークがあそこにいたことを把握していなかった」
「残念なことに、あの接触の衝撃で僕はスピンし、フロアにダメージを負った。結果的に、ダウンフォースを失ったんだ。あれでタイムを大きく失ったし、ダメージを負ったクルマでレースを続けなければならなかったから、いいレースじゃなかったね」
「最初から順調じゃなかったし、よい週末じゃなかったよ。でも、昨日も言ったように、前戦のF1マレーシアGP以降クルマのペースが改善されている。ダニエル(リチャルド/チームメート)が今日成し遂げたことからもそれが見て取れる。だからいまは前向きな気持ちでバーレーン(F1第4戦バーレーンGP/4月21日決勝)を楽しみにしている」