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伊沢が初のスーパーフォーミュラを制す、最終コーナーで劇的なドラマ

2013年04月14日(日)20:41 pm

14日(日)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)でSUZUKA2&4としてスーパーフォーミュラ決勝(51周)が行われた。伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)見事なポール・トゥー・ウィンを飾り、スーパーフォーミュラ初の勝者として名を刻んだ。

【写真】鈴鹿2&4レースの美女たち-その1(全120枚)

決勝は、予選1位の伊沢から8位のルーキーの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)までが0.488秒差だったこともあり、熾烈(しれつ)な戦いが予想された。

気持ちの良い天候の中、SUZUKA2&4には29000人のファンが集まり、スーパーフォーミュラ決勝がスタートした。レース中にはさまざまな抜きつ抜かれつの攻防が繰り広げられたが、その中でも最も記憶に残るドラマが最終周の最終コーナーで起こった。

ラスト2周、トップを走行中の小暮卓史(NAKAJIMA RACING)のペースが伸びない。そこへ激しいトップ争いをしていた2位走行中の伊沢が130R でオーバーテイクランプを光らせながら抜き去る。抜かれた小暮はマシンを左右に振る。どうやらガス欠だったようだ。次に襲いかかったのは3位走行中の松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)と4位走行中の山本尚貴(TEAM 無限)だ。両者が小暮との差をじわじわ追い詰め、チャンスをうかがう。

ラストラップの130R、2位走行中の小暮にオーバーテイクランプを光らせた松田が襲いかかり、小暮は3位に落ちる。最終シケイン手前で山本も襲いかかるが小暮も3位のポジションを懸命に死守する。最終コーナーを立ち上がった3台は、松田、小暮、山本の順でゴール。2位と3位の差は0.341秒、3位と4位の差はなんとわずか0.065秒だった。

鈴鹿での激しい戦いを終えたばかりのスーパーフォーミュラ開幕戦。第2戦は6月2日(日)、大分県のオートポリスで熾烈(しれつ)な戦いが期待される。

【結果】2013年スーパーフォーミュラ開幕戦鈴鹿
2013年スーパーフォーミュラ日程・結果

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