北米日産は、米国市場で展開する7人乗りSUV「パスファインダー」の2014年モデルに、新たにハイブリッドモデルを追加すると発表した。この新開発ハイブリッドシステム搭載車は2013年の晩夏にラインアップに加えられ、SV、SL、Platinumの3グレードでオプションとして設定される。価格は「パスファインダー」の3.5リッターV6エンジン搭載モデルに対して3,000ドル(約28万円)程度のアップとなる見込みだ。
「パスファインダー・ハイブリッド」には、コンパクトリチウムイオンバッテリーと、スーパーチャージャーを搭載した新型2.5リッターガソリンエンジンが採用される。15kWのモーターとガソリンエンジンが連動することで、最大出力250hp 、最大トルク243lbft(約33.6kgm)を発生し、3.5リッター V6エンジンを搭載した「パスファインダー」と同様のパフォーマンスを実現。「パスファインダー」のドライビングパフォーマンスや快適性、積載性を損なうことなく、燃費を向上し、CO2排出量の低減を可能としている。
燃費は市街地走行で25mpg (約8.8km/リッター)、高速道路で27mpg (同9.6km)、平均で26mpg(同9.2km)を達成し、従来の「パスファインダー」より約24%向上。ガソリンエンジン搭載モデルと同じ19.5ガロン(約74リットル)の大型燃料タンクを搭載しているため、航続距離は526マイル(約850km)以上に達するという。
北米日産の商品企画担当VPのピエール・ロアンはこのモデルについて、「楽しくフレキシブルで、日々の生活を向上させる「パスファインダー」のスタイル、機能、利便性、アメニティはそのままに、燃費と航続距離を大きく向上させています。2014年の商品ラインアップに、今までで最高の燃費を誇る「パスファインダー」として加えられる素晴らしいモデルです」と述べている。