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ニュルブルクリンク、来季の開催は未確定

2013年のドイツGP開催地について、F1の最高権威であるバーニー・エクレストンが新たな情報をもたらした。現在ドイツGPはニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクで交互開催されており、順番通りにいけば2013年の開催地はニュルブルクリンクとなるが、エクレストンはニュルブルクリンクでのドイツGP開催に疑問を投げかけている。

先週末のシンガポールGPのパドックで広まった来季の開催カレンダーには、たしかにニュルブルクリンクでのドイツGPが記載されている。しかし同時に、同サーキットの資金面での不安を伝える文書もカレンダーに添付されていた。

ニュルブルクリンクでのドイツGP開催を不安視する意見を、エクレストンは次のように肯定している。「毎年ホッケンハイムリンクでグランプリを開催することになるかもしれない」

「現状ではニュルブルクリンクとは契約していないが、話し合いを続けている。ゼロからの話し合いだがね」

『Financial Times Deutschland（フィナンシャル・タイムズ・ドイチュラント）』に掲載された、このエクレストンの発言について、ニュルブルクリンクのスポークスマンは交渉の事実を認め、担当者たちは「前向きに」取り組んでいる、と語った。

しかし、FIA（国際自動車連盟）が世界モータースポーツ評議会から来季のカレンダーのへの承認を受ける2日前という段階で、ニュルブルクリンク関係者が強気な姿勢を見せていることは驚きだ。

この状況にエクレストンはこう語っている。「地元からの支援がなければ、土壇場で難しい事態に直面するかもしれない」

「最終締め切りはもう目の前なのだ」と締めくくった。