レッドブルのマーク・ウェバーは、先週末のベルギーGPの開始前にはドライバーランキングで2位につけていたが、決勝で6位に終わったことにより、2位表彰台を獲得したチームメイトのセバスチャン・ベッテルにポイントで追い抜かれてしまい、ランキングを1つさげて3位に後退してしまった。だが、ウェバー本人はそのことについてそれほど心配はしていないと主張している。
というのも、それまで2位のウェバーに40ポイントの差をつけていたポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がリタイアに終わったことで、実質的にはその差が縮まったからだ。現時点ではあと8レースを残す段階で、トップのアロンソとの差は32ポイントとなっている。
ウェバーはオーストリアのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』のインタビューに答え、次のように語った。
「今のところ、上位はすべてがとても接近している」
「フェルナンドとのリードは縮まったし、それは僕たちみんなにとっていいことだよ」
ウェバーは、ポイントランキングがベッテルに次ぐ3番手に落ちたことは問題ではない、と次のように続けた。
「順位よりもポイント差のほうが重要なんだ。現時点で2位だろうが3位だろうが4位だろうが、そんなことは関係ないよ。大切なのは(トップに)手が届く位置にいることだからね」
「僕にとってもほかのドライバーたちにとっても、まだ何レースも残っているからどんなことだって起こり得るよ」