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F1はスタート方式を変えるべきではないとアロンソ

2012年09月07日(金)16:20 pm

先週末のベルギーGPでスタート直後に多重クラッシュが発生したことを受け、一部に現在のF1のスタート方式を見直すことが必要ではないかとの意見が出ているが、フェラーリのフェルナンド・アロンソはその考えに否定的な見解を示している。

アロンソは、ベルギーGP決勝でスタート直後のクラッシュに巻き込まれ、事故の原因を作ったロメ・グロジャン(ロータス)のクルマにあわや頭部を直撃されそうになったものの、危機一髪のところで難を逃れていた。今回は幸いにも大事に至らなかったが、もし少しでも両者の位置関係が変わっていれば、大けがを負っていたところだ。

今回の事故により、再びF1カーのコックピットにキャノピーのような防護対策を設けるべきだという議論が再燃することとなった。また、中にはF1でも現在の停止状態からスタートする方式をやめ、アメリカのインディカーのように、1周を走って隊列を作り、停止することなくスタートするローリングスタート方式を取り入れたほうがよいのではないかとの意見を口にする者も現れている。

だが、アロンソはこの考えには賛成できないようだ。

『EFE通信』に「スタートは(F1)レースの魅力において不可欠なものだ」と語ったアロンソは、さらに次のように続けている。

「第1コーナーに向けての競争がいいんだよ。リスクを予測して即座に判断を下さなくてはならないからね」

「それはF1が失ってはならないとても大切なものなんだ」

さらにアロンソは、F1カーの速度をさらに低下させようとする現在の動向についても否定的な見解を示している。F1は「最速でなければならない」というのがその理由だ。

「僕は、今後に向けて提案されているいくつかの(F1のルールに関する)変更に関して驚いているし憤慨してもいるよ。電気自動車にしようとか、その他もろもろのね」

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