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メルセデス、やはりF1活動を縮小か

2012年08月18日(土)13:11 pm

メルセデスがF1とのかかわり方を変える可能性がある。これは以前からうわさが流れていた通りだが、2012年シーズン後半戦を前にした夏休みの間に、このうわさを取り上げるメディアの数が増えている。

フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』もそのひとつで、メルセデスが保有するF1チーム、メルセデスAMGが2014年は「準公式」チームになるのではないかと報じている。メルセデスは、2013年以降のコンコルド協定(F1チームや統括団体、運営団体が結ぶ協定)の合意に至っていない。

『Auto Hebdo(オート・エブド)』誌は、メルセデスAMGがAMG F1に名を変えることになるとし、メルセデスはエンジン供給メーカーとしての役割は変えないが、運営よりも技術に重きを置いてF1にかかわっていく計画だと報じている。

イタリアでも同様の報道があり、『Autosprint(オートスプリント)』はメルセデスが路線変更する「うわさが加速している」と報じた。

『Autosprint(オートスプリント)』は、F1からの完全撤退を要求するメルセデス上層部にとって、「AMG F1」の案は妥協案に過ぎないとも伝えている。

また、ロス・ブラウンをチーム代表としてミハエル・シューマッハをドライバーに据えているこのチームが、2012年シーズンも思ったほどの活躍を見せていないことにもメルセデス上層部は不満を抱えているようだ。メルセデスAMGの勝利はわずか1勝、ニコ・ロズベルグが第3戦中国GPで勝利しただけだ。

メルセデスAMGに吹く逆風は成績不振だけではない。「メルセデスGP」計画の最も強力な支持者といわれるダイムラーのディーター・ツェッチェ会長が、数ヶ月以内に退陣する見込みなのだ。

さらに、メルセデスのF1へのかかわり方が大きく変わることについて、フランスのコメンテーターであるジャン・ルイ・モンセは、『Auto plus(オト・プリュス)』のコラムに「情報の正確性が高いことで知られる」情報筋の談話をつづっている。

それによると、メルセデスとF1の将来は次回のメルセデス重役会議で決定が下される予定であるとのことだ。

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