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ドイツ、F1人気に黄色信号か?

2012年07月27日(金)11:34 am

ドイツのF1ジャーナリスト、ミハエル・シュミットは、先週ドイツGPが行われたホッケンハイムリンクのメインスタンドの半分が空席であったことに懸念を示している。

ドイツ紙『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の中で、シュミットは「今年のF1シーズンは素晴らしい盛り上がりを見せているのに、ドイツGPがあまり盛り上がらず驚いた」と述べている。

今年のドイツGPには、ドイツが誇る伝説のドライバー、ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)や現チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)、そして他にも3人のドイツ人ドライバーが参戦しており、メルセデスAMGはドイツを本拠地とするチームである。

しかし、グランプリ初日の20日(金)はわずか3万8000人、予選が行われた21日(土)は5万人、そして決勝が行われた22日(日)の観客数は6万2000人といまひとつの「客の入り」であった。

2005年の決勝には11万人が訪れたが、2008年では7万8000人、そして2010年には6万5000人にまでその数は減少している。

「チケットの値段はとても高く、ヨーロッパの経済危機の影響を受けていることは確かだ。かといって、同じくイギリスやスペインでも同じ現象が起こっているのだろうか?」とシュミットは同紙に疑問を寄せている。

経済危機が非常に深刻であるスペインで5月に開催されたスペインGP決勝には、8万2000人のファンが同郷のヒーローであるフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を応援しに駆けつけた。

ホッケンハイムリンクの責任者であるゲオルク・セイラーによれば、観客数の減少により、今年のグランプリの収益はゼロであるとのことだ。

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