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F1第9戦イギリスGPレースレポート

2012年07月08日(日)23:09 pm

2012年F1第9戦イギリスGPが7月8日(日)、シルバーストン・サーキット(1周/5.891km)で3日目を迎え、現地時間13時(日本時間21時)から行われた全52周の決勝で、マーク・ウェバー(レッドブル)が今季2勝目を記録した。

決勝スタート時の天候は晴れ、気温19℃、路面温度は31℃。ポールポジションからスタートしたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がトップのまま1周目を終了。2番手マーク・ウェバー(レッドブル)、3番手ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)も順位を守ったが、中団以降ではやや混乱もあった。アロンソはハード側タイヤを装着しているが、ウェバーとシューマッハはソフト側タイヤを装着している。

2周目、17番手スタートだった小林可夢偉(ザウバー)が、16番手スタートのジェンソン・バトン(マクラーレン)とスタートで順位を落としたロメ・グロジャン(ロータス)を次々に抜いて12番手へ。

スタート直後にはウェバーがアロンソの背後につけていたが、その後、徐々にアロンソがウェバーを引き離していく。5周目終了時に両者の差は1.3秒。そして、10周目終了時には両者の差が3.1秒にまで広がった。また、3番手に浮上していたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がここでピットイン。ベッテルはソフト側からハード側のタイヤへ交換した。

12周目終了時にシューマッハがピットイン。シューマッハもソフト側からハード側のタイヤへ交換。14周目終了時には2番手のウェバーがピットへ。ウェバーもソフト側からハード側のタイヤへ交換した。これにより、可夢偉が3番手に浮上。可夢偉はハード側のタイヤでスタートし、まだピットインしていない。

15周目終了時、アロンソがピットイン。アロンソは再びハード側のタイヤを装着。これでルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップに。次の周には可夢偉もピットへ入った。アロンソはハミルトンの直後でコースへ戻り、抜きつ抜かれつのトップ争いを展開。しかし、最終的にはアロンソがハミルトンの前に出た。

21周目終了時に、ようやくハミルトンが1回目のピットストップ。ハミルトンはハード側からソフト側のタイヤへ交換し、7番手でコースへ復帰した。この段階でトップはアロンソ、2番手ウェバー、3番手ベッテル。アロンソからウェバーまでは5秒差、ウェバーからベッテルは3.3秒差になっている。また、可夢偉は9番手を走行中だ。

28周目終了時、ハミルトンが2回目のピットストップ。ハミルトンはハード側のタイヤへ交換し、12番手でコースへ復帰。ハミルトンのチーム無線によると、ハミルトンはこれ以上ピットインせずにゴールまで走りきる予定だ。

31周目終了時には3番手のベッテルが2回目のピットイン。ベッテルは再びハード側タイヤを装着し、5番手でコースへ。そして33周目終了時に2番手のウェバーもピットイン。ウェバーはベッテルの前、4番手でコースへ復帰している。

37周目終了時、トップのアロンソが2回目のピットストップ。アロンソはソフト側のタイヤへ交換し、トップのままコースへ復帰。可夢偉もアロンソと同時にピットインしたが、作業エリアで止まりきれずに数名のスタッフをはねる形になってしまい、作業に時間がかかった。可夢偉は12番手でコースへ戻っている。

全車が2回のピットストップを終えた段階で、トップはアロンソ、2番手ウェバー、3番手ベッテル。可夢偉は12番手を走行している。レース終盤になって、ハード側のタイヤを装着するウェバーが一気にソフト側タイヤを装着しているアロンソとの差を縮め、46周目終了時には両者の差が0.4秒になった。そして48周目、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使ってウェバーがアロンソを抜き、トップに浮上。アロンソを抜いたウェバーは、すぐにアロンソとの差を広げていった。

結局、ウェバーがトップでチェッカーフラッグを受けて今季2勝目。アロンソが2位、ベッテルが3位となった。可夢偉は10位争いのグループ内で終盤を走り、1つ順位を上げて11位でゴール。なお、可夢偉のピットストップでの事故がレース後の審議対象になっている。4位から10位までの結果は次のとおり。

4位フェリペ・マッサ(フェラーリ)、5位キミ・ライコネン(ロータス)、6位ロメ・グロジャン(ロータス)、7位ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)、8位ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、9位ブルーノ・セナ(ウィリアムズ)、10位ジェンソン・バトン(マクラーレン)までがポイントを獲得した。

F1第9戦イギリスGP終了後ランキング
【結果】F1第9戦イギリスGP決勝、各ドライバーのタイム、タイム差など
F1第9戦イギリスGP決勝の結果

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