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打倒ウィリアムズ、トロ・ロッソを掲げるケーターハム

2012年06月15日(金)17:52 pm

ケーターハムは来月開催されるイギリスGP(7月8日決勝)に向けて、大きく前進することを目標に掲げている。

ケーターハムはこれまでのところ、今シーズン開幕前に掲げていた予選第2ラウンド進出を当たり前とし、中団グループの争いに加わるという目標を果たすことができていない。

だが、先週末に行われたカナダGPではケーターハムのヘイキ・コバライネンとビタリー・ペトロフがトロ・ロッソを予選で打ち破った。また、2010年にケーターハム(当時ロータス)と共にF1への新規参戦を開始したマルシャ(当時ヴァージン)とHRT(当時ヒスパニア・レーシング)の2チームのことは、完全に上回っている。

フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、来月開催されるイギリスGPで、今年パフォーマンス部門長に就任したジョン・アイリーの手腕が、初めて発揮されるだろうと報じた。

空力の専門家として名のあるアイリーが開発したクルマは、特に車体後方部分が「完全な新型」になったと『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は伝えている。

『Sun(サン)』紙で執筆を行うかたわら、ケーターハムの広報も務めているトム・ウェブは、前戦カナダGPがトロ・ロッソを「ほぼ射程距離圏内に入れた」という証明だと語った。

「これはチーム全体にとって、間違いなくとても明るいニュースだ。それに、懸命な作業に取り掛かるためのモチベーションを与えてくれたよ。一刻も早く中団グループでの争いに加わるためにはそれが必要だからね」とウェブは語り、カナダGPの成果を評価している。

さらにウェブは、ケーターハムにとって初となるポイントの獲得が次の目標であると述べた。

「特殊な今シーズンは、驚きに満ちた結果をたくさん生み出している。だから、実際にわれわれはトロ・ロッソやウィリアムズといったチームを相手にレースを戦っているし、これまでは手が届かなかった初ポイントもひょっとしたら、あと一歩のところにあるかもしれないんだ」とウェブは付け加えている。

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