ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、メルセデスAMGとの契約の中に、自分のヘルメットとトロフィーの所有を認める条項があることを明らかにした。
ハミルトンは昨年末で幼いころから支援を受けたマクラーレンを離れ、メルセデスAMGに移籍したが、これを「巣立ち」と見る者もいれば、単に金銭的に有利なほうを選んだだけと見る者もいる。しかし、ハミルトン本人は昨年、マクラーレンでは自分のヘルメットとトロフィーを手元に置くことができず、それが大きな不満だと話していた。
『Express(エクスプレス)』によると、「問題は、(2013年に)トロフィーを取れるのかだね」とハミルトンは言って笑ったという。
「最高だよ、トロフィーを取っておけるんだ。あ、しまった! まだ1つもないや」というジョークもハミルトンの口から飛び出した。
「小さなことだけれど、小さなことも大切だ。例えば自分のヘルメットもそうだよ」
「そこには僕の血と汗と涙が染み込んでいる。だから、手元に取っておきたいんだ」
「これからはヘルメットを取っておけるし、トロフィーも自分のものだ」
長年トップチームとして君臨するマクラーレンから、昨年ようやく1勝目を挙げたばかりのメルセデスAMGに移籍することが、賢い選択だったのか首をかしげる者もいるが、ハミルトンはメルセデスAMGでの生活を楽しんでいると語った。
「すごく管理されたところからきたからね。本当に管理された環境で、言われたことしかやったり言ったりしてはいけないと制限されるんだ」
ハミルトンは、いったんマクラーレンを去る決断をしたあとは、2012年末に近づくにつれてリラックスしていったと明かした。
「くつろぐことができて、パフォーマンスを上げることができた」とハミルトンは自信を見せている。