ケーターハムの新チーム代表シリル・アビテブールは、2013年にケーターハムで走るドライバーを間もなく決定すると明かした。
2012年シーズンをヘイキ・コバライネンとビタリー・ペトロフというラインアップで戦ったケーターハムは、シャルル・ピック(マルシャ)の来季加入をすでに発表しているが、ピックのチームメート選びは難航していた。
マクラーレン所属時代にグランプリ優勝経験もあるコバライネンがF1に残留する道はほぼケーターハムしか残されていないが、ペトロフはもちろん、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(現控えドライバー)やブルーノ・セナ(ウィリアムズ)といった持ち込みスポンサーのあるドライバーたちもケーターハムの候補に挙がっている。
多くの候補者がいる中でも、ペトロフのスポンサーであるロシアのヘリコプター会社の関係者が先週ケーターハムの本拠地を訪れたため、ペトロフ残留を有力視する意見もある。F1公式ウェブサイトの取材にアビテブールはこう語っている。
「選択肢はいろいろある」
「選択肢のひとつは、チームがドライバーに求める力量の目安をピックに示せるドライバーだ」
「もっと基本的なことを言えば、規約変更によりクルマが大きく変わる2014年以降に安定した成績を出すため、2013年にチームを仕上げることを重視した選択肢もある」
「どちらのタイプのドライバーも候補に挙がっていて、もう間もなくラインアップを決める段階に入る」