ロンドン市街地でのF1開催について、F1の最高責任者バーニー・エクレストンが本気で目指すと語った。
ロンドンGP計画について関係者は、注目を集めるための広報活動にすぎない、あるいはドイツで裁判ざたになっているエクレストンが関係する贈収賄事件から目をそらすためのものだといった冷ややかな受け止め方をしている。
だが、『Guardian(ガーディアン)』紙によると、エクレストンは経済ジャーナリストのクリスチャン・シルトに対して、今週次のように語った。「われわれは計画を進行中だ。ジョークなんかではない。100%本気だ」
これとは別に、ドイツの『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』は、イギリスGPに国際オリンピック委員会のジャック・ロゲ会長が姿を見せたことと、ロンドンのオリンピックスタジアムを利用してF1を開催する計画があるといううわさを結び付けて報じている。
「ロンドンGPは、オリンピックより大きなイベントになるだろう」とエクレストンは語ったという。
ほかにも将来のF1開催を目指すサーキットがある。フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロが、フェラーリのテストコースであるムジェロ・サーキットでF1を開催したい意向を示した。
イタリアのフィレンツェに近いムジェロ・サーキットは、昨年改修され、今年はシーズン中のF1合同テストが行われた。また、以前から2輪の世界選手権MotoGPが開催されており、今年は7月16日(日)に行われる。
モンテゼモーロは、「いつかムジェロでF1が開催されたら夢のようだ」と述べている。